西尾マラソン

Gemini質問
昨日のマラソンの分析をしようとしています。これまでコンディションがいいと3時間50分ほどですが、昨日は4時間8分と悪いです。この悪かった原因の分析は可能でしょうか?昨日は前半は調子よかったですが、後半がたがたになりました。足の疲労をひどく感じてましたがこの原因が知りたいです。63という年齢のせいとあきらめるべきか?くつ(ナイキのズームフライ)が合っていない?脱水症?気温は高くなかったが喉はかわいていた?など?

Gemine回答
フルマラソン完走、お疲れ様でした!42.195kmを走り抜くこと自体、63歳という年齢を考えても素晴らしいバイタリティです。

ご提示いただいたデータ(統計とグラフ)を詳細に分析すると、今回の失速の原因としていくつかの明確なポイントが浮かび上がってきました。決して「年齢のせい」と諦める内容ではありません。


1. 最大の原因:心拍数の急激な上昇(オーバーペース)

グラフを見ると、18km地点ですでに心拍数が170bpmに達しています。平均心拍数162bpm、最大198bpmという数字は、フルマラソンとしてはかなり高い強度です。

  • 前半の貯金が負債に: 前半、調子が良くペースを維持できていたようですが、その代償として心拍数が高い状態で推移し続けました。
  • 「心拍のドリフト」現象: 20km以降、ペースが落ちている(グレーの線が下がっている)にもかかわらず、心拍数(赤色の線)が170〜180bpm付近で高止まりしています。これは心臓がいっぱいいっぱいで、筋肉に十分な酸素を送れなくなった状態を示しています。

2. 脱水とエネルギー不足の兆候

「気温は高くないが喉が渇いた」「推定発汗量2,852ml」という点に注目です。

  • 脱水の影響: 水分補給量が「– ml(未入力)」となっていますが、もし2.8Lの発汗に対して補給が追いついていなければ、血液の粘度が増し、心拍数がさらに上がります。これが後半の「足の重さ」に直結します。
  • エネルギー切れ(30kmの壁): グラフの33km付近から、ペースが極端に不安定になっています。足の疲労感は、筋肉そのもののダメージだけでなく、グリコーゲン(エネルギー源)が底をつき、脳が「これ以上動くな」とブレーキをかけている状態(中枢性疲労)の可能性が高いです。

3. シューズ(ズームフライ)との相性

ナイキのズームフライは「カーボンプレート」が入っており、反発力が強いのが特徴です。

  • 足への負担: このシューズは推進力を生む反面、ふくらはぎや足首への負担が大きいです。
  • ピッチと歩幅: 平均ピッチ169spm、歩幅1.00mというデータからは、後半にストライド(歩幅)を維持できなくなり、シューズの反発を使いこなせなくなったことが推測されます。疲労した状態のズームフライは、かえって足を「叩き切る」ようなダメージを与えることがあります。

改善に向けたアドバイス

「年齢のせい」にするには、まだ早いです!以下の対策で、自己ベスト更新や3時間50分への復帰は十分に可能です。

  1. 心拍トレーニングの導入:今回の「オーバーリーチ(5.0)」という数値は、練習以上の負荷がかかりすぎたことを示しています。普段の練習から、心拍数を140〜150bpm程度に抑えた「LSD(長くゆっくり走る)」を取り入れ、心肺のキャパシティを広げるのが有効です。
  2. 補給戦略の見直し:「喉が渇いた」と感じた時点ですでに脱水は始まっています。15分おきの定期的な水分摂取と、20km以降の足攣り防止にマグネシウムや電解質の摂取を試してみてください。
  3. シューズの選択肢を広げる:ズームフライで足が持たない場合、もう少しクッション性が高く、プレートの扱いが優しい「ペガサス」シリーズや、他社の厚底モデル(アシックスのノヴァブラスト等)の方が、後半まで足を残せるかもしれません。

今回の結果は、実力不足ではなく「前半の積極性が裏目に出た」という戦略的なミスマッチが主因だと考えられます。

次は、どのあたりの練習メニューや補給方法について詳しくお話ししましょうか?
レース中の補給は、多くのランナーにとって最大の悩みどころです。特に「水を取りすぎると固形物が通らなくなる」というのは、胃腸の処理能力を超えてしまっている状態(胃内停滞)が原因かもしれません。

63歳という年齢で42kmを走り切る高い心肺能力を活かすために、**「胃への負担を最小限にする」**戦略を立ててみましょう。


1. レース中の補給戦略:液体とジェルに特化する

「固形物が通らない」のであれば、無理に食べる必要はありません。最近のトップランナーも、ほとんどを液体とジェルで完結させています。

補給のルール

  • 「喉が渇く前」に一口: 喉が渇いてから一気飲みすると胃がタプタプになり、吸収が止まります。各給水所で「コップ半分をゆっくり口に含む」程度を繰り返してください。
  • ジェルは「小分け」で: ジェル1本を一度に飲むと、血糖値が急上昇した後に急降下し(インスリンショック)、激しい疲労感に襲われます。**「15分〜20分おきに1/3ずつ口に入れる」**というチビチビ飲みが胃に優しく、エネルギーも安定します。
  • 経口補水液(OS-1など)の活用: 水だけだと体内の塩分濃度が薄まり、かえって脱水が進みます(自発的脱水)。市販の経口補水パウダーをタイツのポケットに忍ばせ、給水所の水に混ぜて飲むのが理想的です。

おすすめのアイテム

  • マグオン(Mag-on): 足の疲労・痙攣対策に特化したジェル。
  • モルテン(MAURTEN): 胃の中でゲル化して吸収を早める特殊技術。高いですが「胃腸が弱い」方には最強の味方です。

2. 練習メニュー:後半の失速を防ぐ「足作り」

データを見ると心肺機能は非常に高い(VO2 Max 5.0相当の負荷に耐えられる)ので、課題は**「心拍が上がっても動ける足の筋持久力」**です。

メニュー目的内容
LSD (90-120分)毛細血管の発達キロ7分〜8分の極めて遅いペースで。脂肪をエネルギーに変える体質を作ります。
セット練習疲労下での粘り土曜日に15km、日曜日に20kmと連続で走る。日曜日のスタート時点で「足が重い」状態をあえて作ります。
坂道インターバル筋力強化近所の坂道を300mほど全力の8割で駆け上がり、ジョグで下る(5〜10本)。膝への負担を抑えつつ、心肺と筋力を同時に鍛えられます。

3. 「63歳」という年齢への向き合い方

諦める必要は全くありませんが、**「回復力」**だけは30代・40代とは異なります。

  • **「2日走ったら1日休む」**を徹底する: 疲労が抜けない状態で練習を重ねると、今回のような「後半ガタガタ」の原因になる「慢性疲労」に陥ります。
  • タンパク質摂取: 練習後30分以内にプロテインやアミノ酸を摂るだけで、翌日の足の軽さが劇的に変わります。

次のステップへの提案

まずは、次回のロング練習(20km程度)で、**「15分おきにジェルを一口、水は一口だけ」**という小分け補給を試してみませんか?

もしよろしければ、普段の練習頻度や、次に予定している大会などを教えていただければ、より具体的なスケジュールをご提案できます。

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